なお、温泉が存在しない地域でも、銭湯などがない場所では集落の風呂として共同浴場が戦後まで存在した地域もある。但しこちらは家庭風呂の普及とともに姿を消している。 古くからの比較的規模の大きい温泉地には、共同湯が必ずといっていいほどあり、観光客や地元の人たちに利用されるなど重要な観光施設の一つとなっている。多くは、温泉街の中心にあり、温泉地のシンボルともなっている。なかには複数の共同浴場を持つ温泉地もある。複数共同浴場を持つ温泉地では、外湯巡りを温泉地の名物とするところも多い。夜行バス 格安 その管理は、地元の管理組合で行っているものが中心である。野沢温泉ではこの管理組合のことを『湯仲間』と呼ぶ。管理組合に加入している家は、浴場の管理を当番制で担当することが多い。常に管理担当人が常駐できるわけではないので、入浴料金は徴収箱に入れたり、近隣の商店で支払ったりする。管理人不在の場合無銭入湯をされる場合もあり、それを嫌って共同浴場の入り口に鍵をかけ、鍵の貸し出しをもって入浴料徴収を行うケースもある。 規模の大きい共同浴場では、自治体が管理を行ったり、専任の管理組合を設立している。そのような場合、建物は休憩所など様々な設備を備えたものに改装されていることが多く、実態は公衆浴場に近いと言える。 もともとは、自然に湧出する温泉を地元の人が共同で使い、やがて自治会等で関するようになったものから派生している。名称にそうした経緯を感じさせるものもみられる。 歴史のある共同浴場は木造のものも多く、道後温泉本館に代表されるように当該地域の観光のシンボルともなっている。また地元の人たちの交流の場でもあり、山中温泉の総湯である「菊の湯」などは、夕方から夜過ぎに地域の人が続々と温泉に入りに来て一種の社交場と化す。 アニメーション『千と千尋の神隠し』の舞台である「油屋」も、そのモチーフの中の1つに共同浴場があると言われる。 ジモ専高速バス 東京 共同浴場は温泉地によっては観光施設として組み込まれ、地元観光協会が作成する地図、パンフレットにおいても温泉街の名所のひとつとして記載されていることが多い。しかしながら、あくまで地域住民の施設であり、依然として地域住民のお風呂としての面が強い。温泉地においては、行政の単位が共同浴場単位で構成されている土地もあり、また一般家庭には温泉は引かれていない場合も多く、未だ家庭風呂を持たない家も多い。 そのため、観光客に共同浴場を開放している温泉地があるかたわら、一部の温泉地ではマナーの問題や過剰な混雑発生を嫌って地元の人のみに利用を制限している。そのような浴場の事を、温泉愛好家の間では「ジモ専」(「地元専用」の略語)と呼んでいる。地元の人以外に宿泊客のみに開放する場合、特定の曜日のみ一般開放する場合、なども存在する。また、かつては共同浴場に宿泊客が入ることができるようにするため、住民と旅館の覚書が交わされた地区もある。例えば、湯田中温泉では、9軒の共同浴場のうち一番湯である大湯のみを観光客に開放している。ほかは特定曜日のみ開放する浴場や、通年宿泊客と地元の人にのみ利用を制限した浴場となっている。湯の花(ゆのはな)とは、温泉成分が析出、もしくは沈殿したものである。またそれらを集めた入浴剤も湯の花と呼ぶ。湯花、湯の華、湯華など複数の漢字が当てられる。夜行バス 大阪 高温で湧出した源泉が、大気温や浴槽との温度差によって冷却されていく過程で、源泉中に溶存していた数々の温泉成分が析出してきたり、源泉に混在していた物質の沈殿が発生する。析出物沈殿物は、粒子状になって浴槽の底に沈んだり、糸状になって浴槽内を漂ったり、浴槽の壁面や湯口に付着する。浴槽内に漂う湯の花は汚れと誤解されることもあるため、注意書きを掲示している温泉も多い。夜行バス 京都 湯の花を集めて包装したものは、温泉地における土産の定番として広く流通しており、多くの温泉街で見かけることが出来る。家庭の浴槽に湯の花を入れることで温泉の気分を味わうことが可能である。ただし、単体の硫黄や金属の硫化物を含む湯の花は風呂釜を傷める。カルシウムやナトリウムの炭酸塩・硫酸塩でできている湯の花は腐食性がないため安全である。そのため、ボイラーなどによる追い炊き機能を有した浴槽で湯の花を使いたい場合は、その成分を事前に確認する必要がある。[1] 湯の花の採取は、木製の樋に源泉を通して行う。一定期間源泉を通して湯の花を析出沈殿させ、その後源泉を流すのをやめて乾燥させる。乾燥後、樋の底に付着した湯の花を削り取り、容器に詰める。 湯の花の採取を行っている光景は、草津温泉の湯畑、別府明礬温泉の湯の花小屋が有名である。野湯(やとう、のゆ)とは、自然の中に存在する温泉が自噴しており、かつその源泉を利用した商業施設が存在しない場所のこと。その形態は様々で、一部の野湯には硫化水素ガスなどの火山ガス発生地帯のため入浴に生命の危険を伴う場所や、自然保護の観点・所有者の許可が必要などの理由により立ち入り禁止となっている場所がある。 野湯で一番多い形態である。川沿い、山肌などから温泉が湧出している。また、休火山や活火山では地下水がマグマで温められて噴出し、川そのものや、沼そのものが温泉となっているものもある。 山肌から源泉が自噴高速バス 東京 中岳温泉露天風呂、湯船メンテナンス用のシャベルが見える 山肌から源泉が染み出してきていたり、または地獄地帯のように地面のあちこちから源泉が自噴している場合などである。湯船はない場合が多く、地面を掘ったり持参したビニールプールやビニールシートなどで即席の湯船を作って入浴する。有志により湯船が整備されていることもあるが、一部には土地の所有者に無断で作られたものや国立公園内に違法に作られたものも存在する。湯温の調整が難しい。高速バス 関西 中岳温泉などがこれにあたる。 河原に源泉が湧出 川湯温泉仙人風呂遠景、川向こうに湯船がある 川原を掘ると温泉が湧く。湯船を作成しやすく、川の水を使って容易に温度調整が可能なのが特徴。 川湯温泉、上湯温泉、切明温泉など。 河川、湖沼自体が温泉 基本的には上記形態に属する。川底や湖底に源泉があり、かつ高温または湧出量豊富で入浴に適した温度になっている場合がこれに該当する。高速バス 名古屋 川原毛大湯滝、カムイワッカの滝、弟子屈町の池の湯、登別温泉の湯の川、尻焼温泉の露天風呂などがこれにあたる。 海岸の潮溜まりが温泉 磯のくぼみに温泉が沸き、満潮の時は水没。干潮の時だけ入浴できるという温泉。それらの中には崖の下の岩場が波で浸食されて洞窟になった場所に温泉が沸いて湯船になっている場所もある。 人為的な原因による湧出沖縄旅行 道路工事や基礎工事の際に比較的浅い部分にある岩盤を掘削して沸き出してしまったり、井戸を掘るつもりが温泉が沸いてしまうことがある。県道や町道の場合は自治体が道端に温泉施設を作るケースもあるが、そのまま垂れ流したり水槽を作って一旦沸いたものを受ける場合があり、その水槽を湯船として利用できるものもある。また、鉱山跡地など掘削の際に沸き出た温泉を利用できるものもある。 古くは温泉地であった場所 江戸時代などには温泉地として知られていたが、山奥などにあって交通の便が悪かったり、温泉地として整備利用するものがいなかったりしたために、いつしか放置されてしまった温泉。 香草温泉、入之波温泉近くの五色湯跡、川北温泉吹上温泉などがこれにあたる。 整備された源泉を利用北海道旅行 整備された源泉から、利用されないで捨てられているものを集めて入浴する。有志により入浴施設が整備されているケースが多い。和歌山県の湯の谷温泉や、伊豆の河津浜温泉にある海岸の湯船などがこれにあたる。かつて松崎温泉の源泉井の下には源泉井からこぼれ出た湯を集めた湯船も存在した。湧出した湯を集めたものだけでなく、既に利用された後の廃湯を湯船に集めている場合も存在する。 また、廃業した旅館などの湯船を利用して入浴する行為もこれに含まれる。但し、所有者が入浴を許可している場合以外は不法侵入などの法的な問題点が生じる行為である。かつて那須温泉郷にあった高雄温泉の旅館跡地の露天風呂などがこれにあたる。なお、高雄温泉の露天風呂は現在は再び旅館が整備されたため、野湯ではなくなっている。 秘湯(ひとう)は、主に山奥などの交通の便が悪い場所に存在する温泉のことを指す。読んで字の如く、秘=他人に知らせたくないような温泉のことである。 概要夜行バス 神戸 古くから山奥のひっそりとした温泉を求める温泉ファンは多く存在したが、その嗜好が特に強まっていったのは戦後高度成長期以降である。温泉宿が社員旅行の旅行先として使われるようになり、歓楽地になってしまうにつれ、本物の温泉を求める温泉ファンは喧騒から離れた温泉へ足を運ぶようになった。秘湯という言葉も、この頃から用いられはじめたとされる。 1980年代に入ると、巨大な温泉宿や歓楽街を有した温泉地よりも山奥の素朴な一軒宿を好む傾向が強まる。いわゆる秘湯ブームである。しかしながら秘湯に一般客が大量に押しかけるにつれ、素朴さを売りにしている宿にも快適装備(浴室のシャワーや、水洗トイレなど)が設けられるようになり、古くからのファンは「俗化してしまった」と嘆いている面もある(このことは松田忠徳が著書でも問題として触れている)。 現在の「本当の意味での」秘湯は、徒歩(それも長距離歩かないと辿りつけない)でしか辿りつけないような宿ばかりになってしまっている。 秘湯の宿ダイビング 秘湯を名乗る上での規制はないため、秘湯は旅館側が自称することが可能である。しかしながら、何かしらの審査が行われた上での秘湯を名乗る場合、民間企業である朝日旅行会が主催する組織、日本秘湯を守る会が存在する。日本秘湯を守る会の会員宿の場合、会としての独自の『秘湯』の基準を満たした宿である。ただし、かつては本当の秘湯だったところが改築や自動車道路の開通等により秘湯とは言えなくなっても、未だに会員として継続しているところも多く、その反対に誰もが秘湯と認める温泉が会員になっていないことも多い。スカイホリデー これは秘湯を守る会は宿が申請して加盟する形であり、誰もが認める秘湯の宿の中には加盟を嫌う宿もあるからである。温泉(おんせん)とは地中から湯が湧き出す現象や湯となっている状態、またはその場所を示す用語である。その湯を用いた入浴施設も一般に温泉と呼ばれる。